シャドーイングはリスニングに悩む日本人にとって最高の英語を習得する方法です。
英語は、非常に多いですがそれは、英語には日本語に存在しない音を聞く必要があるためで、あなたの能力が低いわけでも、努力していないというわけでもありません。
そのため、正しいリシャドーイングの学習をすれば1~3ヶ月で100~300点はアップします。
その正しいシャドーイング方法を今回はお伝えします。
まず、リスニングができない理由は英語のレベルにより違います。
初心者(TOEIC500点以下)・・英語の音が識別できず、雑音に聞こえる
中級者(TOEIC750点以下)・・英語の音は識別できるが、脳内で英文を組み立てられない
シャドーイングはこのレベルの人たちのリスニングを一気に解決させるのに効果のあるトレーニングです。
英文の音声を聞いた後、即座に復唱し、まるで影のように聞こえた英文から離れず反応するトレーニングから名付けられた。
聞こえたとおりに発音するだけなら簡単と思うかもしれませんが、やってみると分かりますが初心者は全然できません。
なぜなら、音が識別できないので声に出しようが無いためです。
でも、ここで諦めてはいけません。
シャドーイングはリスニング力だけでなく、英語力を底上げするのに非常に有効な方法です。
シャドーイングの効果、身につく4つの効果
1,正確に音を聞き分けるリスニング力
2,音を聞いた瞬間に英単語が分かる英単語力
3,英語特有の音声変化が身につき、リスニング力が上がる
4,発音がネイティブ並にキレイになる
シャドーイングの効果はディクテーションと同じです。
ただ、大きな違いは2つあります。
正確な単語のスペルも併せて覚えられるかという点はディクテーションに劣りますが、
発音がネイティブ並みにキレイなるという点はディクテーションよりも効果があります。
さらにシャドーイングは、英文を『書く』のではなく、『声に出す』ので、時間はかかりません。
ただし、聞こえたとおりちゃんと発音できるかといえば、最初の1ヶ月はおそらくできません。
『シャドーイングができている』と実感できるほど効果が上がるまでには、1~3ヶ月はかかります。
リンク:ディクテーションの恐るべき効果と具体的方法 リスニング力を向上させたい方必見!
シャドーイングの効果を上げる8つのポイント
1,英文は1~3分以内の長さのものを使用
シャドーイングで使う英文は、基本的に1話完結型のストーリー性のある英文を使います。
長さも3分以内にのものにしましょう。
シャドーイングは、1回やって終わりではなく、正確に復唱できるまで繰り返し使います。
そのため、長すぎるとシャドーイングに時間がかかりすぎてしまいます。
2,英文は自分が必要とする分野から選ぶ
ビジネスで使うのでビジネスに関する英文を使う、というレベルでも構いませんが、
もし可能なら、もう少し細かく設定しましょう。
どういう業種かによって使う単語は違います。
電話対応なのか交渉のためなのかでも違ってきます。
日常英会話でも、
隣近所との挨拶レベルなのか、
趣味で教室に通って楽しむレベルなのか
友達とのデートなのか
色々と違いがあります。
自分が使いそうな英文を素材として使用することで、より実践的な英語を学習できます。
3,一呼吸の間隔を空けて英文を復唱する
シャドーイングは、聞こえた英文を一呼吸空けて復唱しましょう。
あまり間隔を空けすぎると最初に聞こえた英文を忘れてしまいます。
1文全てを聞き終えてから復唱するのは上級者でも難しいです。
だから音が聞こえたらそのまま後に追従するように復唱していきます。
その際、聞き取れなかったり、正確に発音できないところがあってもそこで止まらず気持ちを切り替えて進んでいきましょう。
4,発音や口調は聞こえてきた話者をそのままマネする
自分の脳内で記憶している単語の発音ではなく、聞こえた話者の発音のとおり声に出しましょう。
もっと言えば、話者になりきって気持ちを込めて発音しましょう。
すると、リスニング力だけでなく、どういう気持の時にどのような発言をすべきなのかも併せて理解でき、スピーキング力にも効果が出ます。
5,聞き取れないところは繰り返し聴く
何度かシャドーイングを行っても、どうしても聞き取れないところはその部分だけを繰り返し聴いて下さい。
経験上10回ぐらい聞けば音が耳にこびりつきますので、そうなったら声に出して復唱してみましょう。
音の連結などの、音声変化はなかなか発音が難しいところです。
でも、これは初心者だから難しいというよりも、知らないから難しいだけです。
分かれば発音できるようになりますので、諦めずに行いましょう。
6,聞き取れても発音できないところは発音記号を確認しましょう
逆に聞き取れてはいるけど、発音できないというところは発音がおかしくても良いので、できるかぎり聞こえたとおりに発音し、その後、発音記号を確認しましょう。
英語と日本語は舌の使い方、口の筋肉の動かし方、破裂音の出し方など違う点がたくさんあります。
そのため、発音記号で発音方法を学びましょう。
発音記号を軽視している方もいますが、実は日本人が英語の正しい発音を学習する際には必須です。
7,1日30分以上続ける
シャドーイングはできれば1日30分以上続けて下さい。
10分、20分でも効果はありますが、効果を実感するまでに時間がかかります。
英語はモチベーションとの勝負です。
モチベーションが下がる要因は効果が感じられないためです。
そのため、まずはリスニングの効果を実感するためシャドーイングは1日30分を目標に頑張ってください。
8,自分のレベルに合った教材を使用する
シャドーイングで早く効果を上げるには、自分の英語のレベルに合った教材を使用することが大切です。
難しすぎるものや簡単すぎるものを使っても効果が薄くなります。
そのため、自分のレベルを把握し、自分のレベルに合った教材を利用しましょう。
シャドーイングがうまくできない時はオーバーラッピング法を行う
上で書いた方法を意識しながら、シャドーイングの練習を始めてもなかなかうまくシャドーイングができない時はストレスが溜まります。
音はちゃんと聞こえているのに自分の口が同時に口から出てこないことへのもどかしさです。
そういう時は、シャドーイングを行う前に、『オーバーラッピング法』を行いましょう。
オーバーラッピング法とは?コツは?
オーバーラッピング法
英語を話している話者になり切って、全く同じように復唱してみること。
シャドーイングができない人の原因は、耳に入ってくる音が邪魔をして、次の英文の内容が頭に入らず発音ができないことです。
そのため、オーバーラッピング法のコツは、1文ずつが長ければ1文を2つに分けて、その部分を5回から多い時は20回ぐらい繰り返し聴きます
意味と発音が分かったら、内容を意識しながら、英語の音声を止めて話者になりきって英語を話してみることです。
私が実際に行った中で見つけた文を切るポイントは、
『主語+述語(動詞)』+『副詞句』
で切ることです。
述語(動詞)の後、副詞句の前で切ってオーバーラッピング法を行うと、英語の意味と内容がしっかり頭に入るのでとても口に出しやすくなります。
リスニングの基礎ができていない人は、まずはシャドーイングの前にこのオーバーラッピング法を行ってみることを超絶におすすめします。
その際、CDで英語の学習を行っているなら何回も止めて、同じ英文を繰り返し聴くというやり方でも悪くないですが、オンラインで学習できる英語学習ならクリックするだけでストレスなく英語の表現やリズムを繰り返し再現できるから、できればオンラインで学習できる英語の教材を選ぶことをおすすめします。
インターネットの環境さえあればスマホやパソコンで英語の勉強がどこでもできるので、特にオーバーラッピング法でシャドーイングの基礎を勉強するには最適です。
また、TOEIC対策でシャドーイングを学習するなら、TOEICの出題形式で英語学習を行うことがスコアアップには重要です。
シャドーイングができるとどうなる?
TOEICのスコアが劇的に上がる
シャドーイングがしっかりできるようになると、英語の『音』を正確に聞こえるようになっている証拠です。
そのため、リスニングのスコアが大きく伸びます。
シャドーイングと併せて英単語を正確な音で覚えていけば、半年で800点は超えます。
実はリスニングのスコアを上げる1番確実な方法は、TOEICのリスニング教材でシャドーイングを行うことです。
英会話について行ける
日常英会話やビジネス英語でもネイティブの発音が自然に聞き取れるようになります。
また、スラング語が多くなければ洋画も理解できるようになります。
英語も日本語と同じで、早口の人や滑舌の悪い人、訛のある人は聞き取りづらくなります。
そのため、ネイティブの英語を聞き取れないからと言ってショックを受けないようにしましょう。
いろんなネイティブの英語を聞き取れるようになりたければ、意図的に方言のある人などの話し方に癖のある人の話を聴くようにしましょう。
シャドーイングに適した教材ベスト3
3位:TOEICの公式問題集
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TOEICの公式問題集は、アメリカの標準的な発音でキレイに聞き取りやすく話してくれているので素材としては最適です。
また、TOEIC対策にももちろん最適です。
そのため、1番安上がりでシャドーイングを学習したい人は、TOEICの公式問題集を使用しましょう。
2位:スーパーエルマー
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フレーズごとに切られており、間に数秒の間を空けた音声も収録されているので、初めてシャドーイングに取り組む初心者には最適。
さらにCBSコースでは、ナチュラルスピードでの英語のネイティブアナウンサーの音声が収録されているので、この教材で学習すれば、TOEICなど楽勝でビジネス英語にも通じる英語力が磨けます。
しかも、ニュースを素材とし、現地のアメリカ人へのインタビューも一部で収録されていますので、きれいな発音のアナウンサーだけでなく、アメリカの田舎の発音なども学ぶことができます。
そのため、より実践的な英語力を磨けます。
1位:スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース
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TOEIC対策コースは、TOEICの公式問題集を作成しているチームが、スタディサプリENGLISH用にオリジナル問題を作っているので、TOEIC対策に最適な教材です。
さらに、英語の話すスピードも『普通』『ネイティブ』『ゆっくり』から選べますので、聞き取りにくい箇所はスピード調整できます。
そのため、シャドーイング初心者にも最適です。
また、このスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースが1位の理由は、シャドーイングで自分が話している英語を自動で録音できるので自分の発音でどこができていないのかの確認ができるという点です。
他の教材の場合、自分がどのように発音しているのかはICレコーダーなどで録音する必要があります。
しかし、この教材だと何の設備も不要で、スマホに対して話しかけるだけで音声を録音でき、再生すれば聞き直すことができます。
さらに、TOEIC形式の問題集を使ってディクテーションとシャドーイングをセットで英語学習ができ、シャドーイングの際には、クリックするだけで何回でも繰り返し聴けるからオーバーラッピング法を行う時にもとてもおすすめです。
加えて、毎月新しい実践問題が追加されていくので、英語の学習に飽きること無くレベルを上げ続けることができます。
まさにワンストップ英語教材のベスト教材です。
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースの詳しい説明はこちら↓
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースを使い倒したので語れる、使い方と感想や効果を紹介
シャドーイングがリスニングの効果のコツ
シャドーイングの練習を読んで、面倒だなと感じたかもしれませんが、英語の習得に聞き流すだけというのはありえません。
英語のような言語を習得したければ、声に出すことは絶対必要です。
日常会話の中のかなり限定された会話なら聞き流すだけでもどうにかなることもありますが、よりシッカリと正確にネイティブと会話したければまずは英語の耳をつくることです。
そのための1番の近道がシャドーイングです。
まずは1ヶ月、あきらめずに取り組んでみて下さい。
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