就活ではTOEICのスコアが高いと圧倒的に有効なアピールポイントになります。

どういった企業でどのぐらいのスコアが必要で、またどのように勉強すればよいのかを徹底的に調査しました。

インターンの参加条件にTOEICスコアが使われる

学生なら当然分かっていることと思いますが、就活の前にインターンがある企業は、事実上の0次面接に等しいと考えて下さい。

数回の面接で本人の適正やポテンシャルを測るのが難しいので、どの企業もインターンを重視しています。

実際に学生もそれを分かっているので2016年新卒のおよそ58%がインターンに参加しています。
これは2015年の33%と比べて大幅にアップしています。

また、インターンシップのケインは必要と回答している学生も89%に上ります。

しかし、インターンに参加できる人数は企業によって異なっており、希望する全員が参加できるわけではありません。

インターンに参加する目的ベスト5

1位:特定の企業のことをよく知ることができる
2位:自分が何をやりたいのかを見つけるため
3位:志望企業や志望業界で働くことを経験するため
4位:社会勉強のため
5位:就活に有利だと考えたため

「2016年度 マイナビ大学生インターンシップ調査」概要
https://www.mynavi.jp/news/2016/11/post_12386.html

5位にランクインされている『インターンへの参加=就活に有利』と考えれば、インターンに参加できるか否かがすでに就活を成功できるかどうかの分かれ目です。

その際に使えるのがTOEICのスコアです。

人気企業ほどTOEICのスコアは高得点を求められる

実際に入社希望者が『資格・特技』として提出したTOEICスコアについては69.3%の企業が参考にしていると回答しています。

新入社員に期待するTOEICスコアは平均565点です。
2011年では、新入社員に期待するTOEICスコアは平均550点ですので、年々上がってきていることが分かります。

『期待する』TOEICスコアですが、元人事部にいた経験としてもう少し正確に言うと、
『どうせそれ以上のスコアを取るほど勉強してないでしょ』という、半分は諦めの気持ちです。

そのため、565点をとっておけば安心というわけでは全然ないということを断言しておきます。

http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/katsuyo_2013/pdf/katsuyo_2013.pdf

TOEIC L&Rのスコアは就職活動において、無視できない材料どころか極めて重要な判断材料となっています。

配属決定時や昇進・昇格時もTOEIC L&Rスコアが影響

さらに、入社後でも63.2%の企業が英語の実力を把握するためにTOEICを利用しています。

また、国際的なビジネスに取り組みたいと考えている学生が知っておかないといけない情報として、68.6%の企業が国際部門での業務遂行には最低でも700点以上を期待しています。

出世の登竜門である海外赴任や海外出張にもTOEICを利用するという割合が高くなっています。

海外出張選抜にTOEICを利用する企業の割合:28.5%

海外赴任者選抜にTOEICを利用する企業の割合:30.3%

ということは、TOEICのスコアが高いだけで、社内で生き残り出世できるかどうかが決まると言っても過言でもありません。

学生時代に英語を勉強しておくメリット

ところが、社会人になって会社に勤務すると分かりますが、英語の勉強に時間を割くことはとても大変です。

学生なら1日5~6時間でも英語に勉強を割くことは余裕ですが、社会人だと2~3時間の勉強時間でも厳しい人が多いのが現状です。

英語は一度、実力を高めておくと、そう簡単に英語の実力は下がりません。
英語は、実力を上げることよりも、維持することのほうがよっぽど簡単です。

そのため、入社時にできるだけ高いTOEICスコアを取っておくと、後々の社内サバイバル、出世や転職に大きく有利に働きます。

具体的には、新入社員に期待するスコアは550点前後、一般的な就職活動には600点、人気企業を目指すならば730点のスコアが最低限必要ですので、800点を超えていたら堂々と有効なアピールポイントになります。

さらに言えば、900点以上のスコアを取得している人の割合は3.6%以下です。

2017年9月参考
http://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/223.html#anchor02

そのため、もし900点以上のスコアを取得できたなら、アピールポイントどころか『極めて優秀』という評価を受けることは間違いありません。

企業が求めるTOEICスコア

企業が新卒社員求めているTOEICスコアは、前述の通り550点前後ですが、部門や業種、社内公用語が英語になっているかどうかで、必要なスコアは大きく変わります。

人気企業の求めるTOEICのスコア

キャリタス就活2018によるhttps://job.career-tasu.jp/2018/guide/study/ranking/

1位:みずほフィナンシャルグループ 800点
(グローバル部門)
2位:三菱東京UFJ銀行 900点
(グローバル部門)
3位:全日空(ANA) 600-700点
4位:日本航空(JAL) 600-700点
5位:三井住友銀行 800点

全てグローバル部門、国際広報、海外駐在員など海外とコミュニケーションをとる部門 860点以上

Panasonic 900点
野村ホールディングス 860点
富士通 860点

海外とのビジネスのやり取りを英語でおこなうため、900点以上はあったほうが良いでしょう。
TOEICで900点と聞くとすごい感じがしますが、実はビジネス英語ではTOEIC900もそんなにスゴイことではありません。

参考:TOEICが満点でも英語を話せない!?英語力とTOEICの本当の関係

社内公用語が英語になっている企業

楽天 800点
ユニクロ(ファーストリテイリング) 700点
アサヒビール 650点
三井不動産株式会社 730点
三井住友銀行 800点
武田薬品 730点

社内公用語が英語になっている企業では、この点数が『最低ライン』です。
このスコアを下回ると社内にいることができないか、左遷されます。

TOEICのスコアのおかげで就活が有利になった学生の声

大学卒の斎田さん(23才)男性 TOEICスコア:855点

希望職種:マーケティング

大学に入学当時から将来は起業したいと考えていたので、マーケティング系の仕事につきたいと思い、いくつかのコンサルティング会社、リサーチ部門での短期のインターンを申し込みたいと考えていました。
大学2年生の時に、希望する起業のインターンの応募倍率を調べると10倍以上だったので、このままではインターンすら難しいと思い、あわててTOEIC対策を行いました。

できれば、800点以上は取得して自分のアピールポイントを作りたいと思っていました。
なんとか855点を取得できると、面接ではその点がとても活きました。

起業のことは伏せておきましたが(笑)、800点は立派だと何度も褒めて頂き、マーケティング系の職への思いを語ると実行力もあると判断してもらい、内定を獲得できました。

大学生の梶島さん(22才)女性 TOEICスコア:820点

希望職種:不動産業界

親が不動産業だったので同じ業界に行く予定のためインターンは要らないかなと思いましたが、周りの友人がインターンには参加した方が良いと言うので流された感じですが、応募してみました。

ところがあっけなく落選し、友人はインターンに参加できていました。
その友人と何が違うのかなと思って聞いてみるとTOEICのスコアが750点というところぐらいしかアピールポイントがないとおもったので(笑)、もともと英語は好きで英検は受けていたのですが、TOEICは受けたことがなくTOEICの勉強をしました。

はじめてTOEICを受けた時は630点でしたが、就活でのアピールポイントとしてしっかりスコアを上げておこうと800点を目指して英語の勉強を始めました。

集中して英語の勉強に取り組んだので4ヶ月で800点を超えることができ、少し遅れましたがインターンにも参加できて、全然知らなかった任意売却という住宅ローンを払えなくなった人たちを助けるようなビジネスもあることを知ってインターンに参加できて良かったです。

おかげで、面接では不動産業界への可能性と社会貢献性、そしてTOEICのスコアで面接は話題になりました。
おかげで、内定も無事獲得できて、ホッとしています。

就活のための英語の勉強法

1,時間の確保

学生は比較的に時間に余裕があるとは言え、就活が始まるとそう余裕がないと思います。

勉強時間を確保するための工夫としては次の2つが有効です。

1,通学時間の利用
2,短期集中

通学時間は片道1時間以上かかっている人が多いのでこの時間を利用すれば2時間以上は確保できます。

また、英語の勉強はダラダラと行うものではなく、短期(3~6ヶ月)に集中して基礎力を付けるとTOEICのスコアは一気に上がります。

そのため、時間と期間を区切って集中して英語を勉強しましょう。

参考:通勤時間に効果的に英語を学べる超おすすめ方法と4つの道具

2,教材の選び方

学生は時間はあってもお金がないのが悩みです。
そのため、教材の選び方は次の3つに注意しましょう。

1,コンパクトにまとまったもの

英語の教材はスキルごとに1冊以上は購入しないようにしましょう。
たくさんの教材は英語の勉強のやる気を削いでしまいます。
できるだけコンパクトにまとまって『これだけやればいい』というものに絞りましょう。

2,お金のかからないもの

英会話スクールに行く必要はありませんし、行ってはいけません。
費用対効果が悪すぎます。

英語を学ぶならネイティブから直接と考えている人は大きな間違いです。
TOEIC600点以下の初心者は、まずはインプットを重視してください。

就活のためとビジネス英語の基礎力を身に着けたければ、TOEIC対策に特化した英語の教材を選びましょう。

参考:TOEICのスコアを上げる英単語の勉強法 8つのポイント

3,スタディサプリENGLISH というアプリの利用

私が1番おすすめしたいのは、スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースです。
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参考:スタディサプリENGLISHを解約する際の手順と注意点を徹底解説!休会制度はあるの?具体的な退会方法は?



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まとめ:就活にTOEICのスコアは必須

就活にTOEICのスコアが重要ということはずっと以前から言われてましたが、今後はさらに重要性が増していき、下がることはありません。

時間のある学生のうちに英語を勉強しておけばよかったと気づくのが社会人になってからですが、そうなってからでは遅すぎます。

世界の情報の60%以上は英語で発信されています。
つまり、英語ができるということは、昇進や転職だけでなく、幅広く世界の情報に触れることができます。

自分の可能性を広げたいなら、絶対にTOEICのスコアを上げておきましょう。

参考:スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースを使い倒したので語れる、使い方と感想や効果を紹介

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