TOEICが2016年5月に大幅にリニューアルされて小手先のテクニックではさらに点数が取りにくくなりました。

転職や昇進でTOEICのスコアを上げる必要があるビジネスマンや社会人のみならず実際に海外の取引先と英語で交渉する必要性にせまられている人にとっては、TOEIC300点台というのは、日本人の平均スコア570点の半分程度しかないとても低いスコアです。

ですが、逆に言えば英語の実力はほぼゼロに近いので学べば学んだ分だけ結果に跳ね返ってくる時期です。

一気にスコアをあげられるかどうかもこの時期にかかっています。
本気で使える英語を身に着けたい方、TOEICのスコアを上げる必要のある方は、まずは下記の事に気をつけてがんばれば半年後に800点を超えることも簡単です。

参考:TOEICでリスニングのスコアを上げる3つの勉強法

英単語と英文法だけを3ヶ月間学ぶ


toeic 300点台の特徴は、リスニングもリーディングも全く解けていないということです。

ポイントは『全く』解けていないという点です。

なぜ解けないのか、その理由は2つです。

  • 単語が分からなさ過ぎて読めない
  • 英語が雑音に聞こえる

英単語が分からなさ過ぎて読めないのなら、単語を覚えれば良いのです。
覚えるべき単語は800点以上を目指すなら2500語が1つの基準です。

英単語を覚えれば、後は文章になった時に意味をつかめるように構造、つまり英文法を学べば良いのです。

英語が雑音に聞こえる理由は、

  • 英単語の音が識別できないため
  • 英単語がつながった時の音声変化が分からないため

この2つです。

英単語が何も分からない時に、英語の語順で考えるトレーニングを行っても、いちいち調べ直さないといけないのでムダが多くなります。

リスニングもいきなり英文を使って聞き取りのトレーニングを行うと、単語の発音をいちいち調べなおす必要があるので時間が余計にかかります。

だから、まずは何はともあれ、『英単語』を覚えることです。
そして、次に『英単語』が連なった英文を理解するために、『英文法』を学ぶことです。
その後に、『聞き取りのトレーニング』を行うことが効率的です。

英単語の学び方

英単語はどのように覚える?

英語を覚える時、受験勉強では、英語から日本語、日本語から英語の両方を学ばされたはずです。
しかし、ビジネスで使える英語を学ぶため、そしてTOEICのスコアを上げるためという目的に絞って考えると、まずは英語から日本語だけを集中してできるようにしましょう。

そして、英単語を覚える時は、発音もセットで覚えることです。
受験勉強では、大部分が『読むこと(リーディング)』でしたので、発音はあまり重要ではありませんでしたが、仕事で使える英語を学ぶため、TOEICのスコアを上げるためなら発音は絶対に欠かせません。

覚える英単語の数

1日にかけられる時間にもよりますが

1時間なら1日最低50個以上

30分なら1日最低20個以上

15分なら1日最低10個以上

を目標にしましょう。

英単語はダラダラと時間をかけることに意味はないのでできれば1日1時間かけて2ヶ月ぐらいで3000語覚えましょう。

騙されたと思って実行してください。
あなたの英語力に革命が起きます。

英単語を『覚える』とは?

思い出せないものに意味はありません。

思い出せるように覚えることが大切です。

つまり、『覚える=0.1秒で思い出せるようにすること』です。

0.1秒で思い出せない英単語は覚えていないことと同じです。

詳しくは以下のページを参考にしてください。

参考:TOEICのスコアを上げる英単語の勉強法 8つのポイント

英文法の学び方

英文法とは?

英文法とは単語と単語の関係性と規則性のことです。

大人になってから英語をマスターしようとするなら、英文法は絶対に必須です。

英文法を学ぶと単語と単語が一本の糸につながって意味が取れるようになります。

英文法はどうやって勉強する?

集中して、中学生~高校1年生レベルの復習です。

200ページ以内の薄い英文法を解説した本を1冊買ってきて3回読んで下さい。

ポイントは3回以上読むことです。

英文法はいきなり問題を解きながら復習するという方法もありますが、それはTOEIC600点以上の人がやるべき方法です。

300点前後の人は、まず英文法を解説した本をしっかり読んで理解することです。

読んで理解する自信がない人は、スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースを利用してください。

この中で『パーフェクト講義-英文法編』というレッスンが収録されています。

全45講座で各5分以内にまとまっていますので非常に分かりやすく、細切れ時間で勉強できます。

参考:TOEICの英文法で90%以上を取得する勉強法

リスニングの学び方

音声変化を学ぶ

リスニングの基本は音声変化を知ることです。

音声変化とは、英単語が連続して並んだ時に、前後の音がくっついたり、省略したりして覚えている英単語の発音とは違う別の音に変化することです。

この音声変化は全部で6パターンしかありません。

この6パターンをしっかり覚えてから、シャドーイングを行うと非常に効果的に発音とリスニングを鍛えられます。

参考:絶対通じる英語の発音が身につく勉強法と練習法5つのポイント

シャドーイングを行う

シャドーイングとは、聞こえた英文をそのまま後追いして口に出して行く勉強法です。

リスニングの耳を鍛えると同時に、発音もスピーキングも鍛えられるスグレモノです。

説明が長くなりますので、詳しくはこちらのページを読んで下さい。

なお、これらの音声変化もシャドーイングもスタディサプリのTOEIC対策コースで全部ひっくるめて学べます。

参考:驚くべきシャドーイングの効果と具体的方法 英語のレベルを上げたい人に絶対のおすすめ!



TOEIC300点台がやってはいけないこと

  1. 1,公式問題集をつかう
  2. 2,いきなり問題を解く
  3. 3,ニュース英語で学ぶ

1,公式問題集をつかう

TOEIC300点台の人が公式問題集を使って勉強してもムダが多くなります。

なぜならインプットの量が足りないからです。

インプットを終えてから公式問題集を解いて本番の環境に慣れながら出題傾向を体で覚えていきましょう。

2,いきなり問題を解く

問題を解きながら復習し、学んでいく方法はTOEIC600点を超えてからです。

何度でも言いますが、TOEIC300点台の人の特徴はインプットの量の圧倒的な不足です。

地味な作業になりますが、TOEIC300点台の人は、これと決めた英単語帳、英文法の本を徹底的に何度も復習して、100%身につくまで問題に手をだしてはいけません。

3,ニュース英語で学ぶ

ニュース英語はあなたが想像する以上に難しいです。

何が難しいかと言えば、使用されている英単語のレベルだったり、省略されている単語、さらにインタビューが収録されていると、滑舌の悪い一般人の音声などもはいっています。

ニュース英語は、ビジネス英語に興味があれば誰でも手を出したくなりますが、我慢です。

ニュース英語はしっかりとした解説書が横にない限り、手を出すのはTOEIC800点を超えてからにしましょう。

4,いきなり英会話教室に通う

英語を話せるようになりたいから英会話教室に通うというのは、一見、正しいようですが、ほとんどのTOEIC300点台の人がにとってはただの時間とお金の無駄です。

日本にはずっと以前からたくさんの英会話スクールがあって、テレビCMでも電車の吊革広告でも英会話スクールが溢れていますよね。
でも、その割に英語を話せる日本人がほとんどいないのがその証拠です。

日本人が英語を話せない1番の理由は無駄な英会話教室に入会することになると確信しています。

では、TOEIC300点台の人がが英会話教室に通うとどんなデメリットがあるのかを紹介します。

TOEIC300点台の人が英会話教室に通う3デメリット

初心者(TOEIC600点以下)には費用対効果が悪い

英会話スクールは1レッスンあたりの価格が安い所で2,500円前後、高いところになると8,000円にもなります。

1レッスンは40-50分ですので、英会話を学習する目的を絞って集中して勉強しないととてもロスの多いことが分かります。

英会話の1レッスンの価格はこんなものだろうという思い込みがあると1レッスンが2,500円だと『安い』と錯覚してしまいそうですが、違いますよ。

英会話教室に通う目的は、英語を話すためではなく、英語を習得するためです。

そのために1レッスンが2,500円は初心者には非常に費用対効果の悪い投資です。

英会話教室に通うと英語を勉強した気分になる

英会話教室に通う重大な欠点が週1回、レッスンに通っているだけで英会話の勉強をできている気分になることです。

英会話の勉強は週1回ではなく毎日継続しないと効果がありません。

そのため、英会話教室で学んだ後、毎日何を学ぶのかを明確に分からないなら通ってはいけません。

ネイティブは英会話のプロであって、勉強法のプロではない

ネイティブが英会話のプロであることは当然です。
ネイティブですから。

しかし、ネイティブは英会話のプロであってもあなたに英会話を教えるプロとは限りません。

つまり、日本人が英会話を学ぶ際につまづくポイントをちゃんと把握しており、学習を進めるコツを先に教えることができるかどうかがポイントですが、英語の学習法を教えられる英会話教室は聞いたことがありません。

そのため、TOEIC600点以下の初心者は英会話教室に通うのはお金をムダにしてしまいます。

参考:英語の初心者がネイティブがいる英会話教室で学ぶのはお金のムダ!

TOEIC300点台の人がが英会話を学ぶ際の3つの落とし穴


英会話教室の言い分は、2つあります。

1,英語はコミュニケーションなので単語を覚えて文法を学んでも相手が何を話しているのかを聞き取って理解できなければ役に立たない。
  だから、限られた時間の中で確実に英会話でのコミュニケーション力をアップさせるには英会話教室に通うのが最も効率的だ。

2,聞こえた英語に対して頭で考えずに反射的に口から英語が飛び出すレベルにまで上達するには、ネイティブと何度も話すことが1番の近道だ。

果たしてそうでしょうか?

一見正論のようですが、実は大間違いです。

英語を学ぶには段階があるのです。

参考:TOEICのリスニングが苦手な人が満点を取るための3つの勉強法

TOEICは意味がない!

以前から、TOEICのスコアが低い人ほど、『TOEICで高得点を取っても意味はない』言いますが、実は大いなる誤解です。
TOEIC800点まではTOEIC対策に集中しましょう。

参考:TOEICの勉強は無駄?TOEICで点数が高くても使えないというのは本当か?

英文法や基本的な単語を覚えないまま英会話の勉強を始めると、最初はスムーズに実力は伸びていきます。
しかし、ある時にパッタリと成長が止まりそれ以上、英会話が伸びなくなります。

それは英語の基礎力がないためです。

こちらが英会話の成長速度です。

そのため、英語の基礎力が身につくまでは徹底的に基礎に集中してください。

その基礎が『TOEIC800点』です。

TOEIEC800点は一般的には高得点ですが、ビジネス英語のゴールではなく、ビジネス英語のスタートラインです。

ましてや人気の企業に入社して海外との仕事の取引で英語をペラペラと話せるようになりたいなら英語力の基礎体力がやっと着いたというレベルです。

英会話教室に通うのが1番効率が良い

英会話で行うことは会話(アウトプット)です。

会話(アウトプット)をスムーズに行うためには覚えること(インプット)が先です。

そのため、覚えること(インプット)を飛ばして会話(アウトプット)を学ぶために英会話教室に通うことはとても費用対効果の悪い投資になるのです。

英会話教室で初心者向けに話す英語は非常に簡単な英文です。

例を出しますと、こんな感じです。

『He came back to Tokyo.』

発音を書くと

『ヒイケイバットゥトーキョ』

となります。

こんな簡単な英文を10前後、聞き取るために英会話教室で2500円以上かけて1レッスンに通うぐらいなら市販の教材でシッカリ聞き取れるようになってから通う方がよっぽどコスパが良くなります。

だから、英会話をできるようになるには会話(アウトプット)前に覚えること(インプット)が大事という点をシッカリと理解して下さい。

英会話教室はTOEIC800点を超えてから通うようにしましょう。

英会話スクールはアウトプットの実践の場所として活用するととても費用対効果が高くなります。

勘違いしないでいただきたいのは英会話の学校に通うと、直接欧米人と話す機会が得られることは大きなメリットですよ。
ただ、それはTOEIC800点を超えてからという条件付きです。

初心者がとりあえず英語学習をしたいから英会話スクールのビジネス英語でも習っておこうと考えて通うのはただの自己満足にすぎません。

参考:就活を圧倒的に有利に進めるためのTOEIC対策 [2019年就活向けの最新版]

参考:驚くべきシャドーイングの効果と具体的方法 英語のレベルを上げたい人に絶対のおすすめ!

たくさんの英語教材をこなす方が良い

英語教材で数をこなす方が良いのは上級者です。

初心者(TOEIC600点以下)は、厳選した1~2冊の教材を徹底的に使い倒して下さい。

たくさんの英語教材をこなせば、たくさんの表現方法を学べて、語彙力も増えます。

しかし、初心者(TOEIC600点以下)に大切なことは、まずは英単語を聞こえたら、スムーズにその意味を思い出せることです。

参考:TOEICのスコアを上げる英単語の勉強法 8つのポイント

特定のシチュエーションで特定の言い回しを覚えて使えるようになることです。

そのため、自然と英語が口から出てくるぐらいまで同じ教材を徹底的に使い倒しましょう。

自然と英語が出てくるほどの英語力を身につけたければ、単語だけでなく、聞き取れるリスニング力、繰り返し話せるスピーキングの練習。
この全てが一連の流れで勉強できる英語の教材を選ぶことです。

さらに理想を言えば、1つの会社で英語の学習の理論をしっかり学んだ人が総合で一貫して作った教材であることがベストです。
違う会社で別々の先生がバラバラに作成した教材だとカリキュラムもバラバラになるので効率が悪くなります。

ただ一般の書店にそのような英語の教材は残念ながらありません。
1社が総合的に作ったものはあっても価格が高すぎたり、追加で購入しないといけなかったりと実際には、話せるようになるまでにかかる費用はかなり高額になります。

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参考:スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースを使い倒したので語れる、使い方と感想や効果を紹介

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